日時 2023年5月27日(土)14時30分~15時30分
番組名 TBS「理系応援バラエティ 実験ジャパン」
大勢の科学者が「テレビでこんなことしてみたい」と言った夢をプレゼン!
その夢が採用されたら実現すると言った、科学のバラエティでありながら、科学による具体的な未来が見えてきたりと、真剣さと楽しさの融合した面白い番組です。
5月13日はひな壇で科学者の皆さんと座っていましたが、今回はプレゼンタイー役としてスタジオで出演!
そして、プレゼン企画が採用され、「まるで筋斗雲!象の歯磨き粉で人を乗せて運ぶエンジンを作れるのか!?」と題した実験のロケを #モグライダー のお二人と行ってきました。
象の歯磨き粉実験とは、過酸化水素を触媒により分解し酸素と水を発生させる実験の安全を担保するために洗剤を入れて行うもので、モクモクとした歯磨き粉の大きなバージョンのように見えるところから名付けられた実験です。
台所用洗剤を演出で入れると思われがちですが、過酸化水素等が飛散しないよう安全性を確保するために入れるのが正しいです。
<MC> #川島明 さん (#麒麟 )
【後日談】
モグライダーの芝さん、ともしげさんがすっごく一生懸命頑張ってくださり、時間もないなか、最後の実験まで行えて本当に助かりました。
途中途中の清掃や片付けも積極的に携わっていただき、待ち時間も多いなか、嫌な顔もせずに真摯にご対応いただけ、集中して実験を進めることができました。
【モグライダーのお二人と善ちゃん】
象の歯磨き粉実験は昨今のYouTubeの普及により規模が計り知れないほど大きした実験も多く、そのなかで「何か新しい可能性はないのか」模索し、動力として使えないかと言うのが、今回のスタートでした。
動力と言っても、簡単な爆発実験や液体窒素を使った方が遥かに動力としては簡単で大きな力が得られるのも理解していましたし、象の歯磨き粉実験はそれ程激しい噴出する速度や圧力は得られないのも理解していましたゆえ、苦労しました。
そして、エンジンとしても作用反作用を効率良くしたいのですが、液体のため水平にすることはできず、斜め上に噴出することしかできなく、どうしても動力としての反作用のロスが大きくなってしまうことも承知したうえで行いました。
同時に過酸化水素30%と言う劇物であり、化学反応時には80℃以上に高温となるため、如何なる場合でも、人が触れたら大変です!
誰もが怪我しないよう化学火傷や火傷をしないよう行うか、着用する衣服や着方や脱ぎ方、そして実験の行い方等の安全面も徹底し準備やレクチャーを行ったうえ、終始、神経を研ぎ澄まして安全に行えるよう努めていました。
薬品や消耗品の処理も正しく行えるように処理方法等も徹底を図り、「来たときよりも美しく」撮影現場を去ることができました。
ただ、図面を理想として書いたとしても、やっぱり現実では異なることも多く、結果に関しては、いろいろなご意見があろうかと思います。
が、目の前のドラム缶で大規模な象の歯磨き粉実験を行ってみると、目の前で起きている現象が大迫力で、そして夢を見ているかのような信じられない光景で、そのインパクトたるや計り知れないものとして記憶に刻まれました。
科学実験を行うことが本当に楽しいと思える機会でした。
「見る」「知っている」だけで「ああだの、こうだの」語るのは簡単ですが、「やってみて」語る言葉の重みは全く違います。
この実験を行えたことは大きな財産となりました。
この機会をいただけたことを、ご関係者の皆さんに心から感謝しています!
そして、是非、こちらもご覧になってください!
象の歯磨き粉実験のやり方やお家でできる過酸化水素実験や過酸化水素の一般的な用途などの雑学と幅広くまとめています。
【リンク】善ちゃんブログ「象の歯磨き粉実験・・・過酸化水素の実験のいろいろ」 https://www.science-show.net/post/elephanttoothpaste
↑過酸化水素とは?、オキシドールの実験やいろいろなビックリする用途など、詳しく記事にしています。
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