重い段ボールを持つのは辛いです。
でも、少し持ち方を変えれば断然軽くなって持つことができるのです。
【持ち方】
底の部分を持つと非常に重くつらいです。
そこで段ボールのフタの部分をフラップ(上の画像では上側に開いている4枚の部分)と呼んでいますが、このフラップを外側に折り返します。
フラップ部分に指の第二関節がかかるようにして腕を伸ばした状態で運ぶと軽くなります。
更に、上半身を反らし段ボールをお腹辺りに当てると一層軽くなります。
【理由】
腕を伸ばし下におろしたまま、指の第2関節へ段ボールのフラップを挟むだけで、肩がちぎれないほど重くなければ、人体の構造上、力が必要な要素が殆どありませんので、持てるのです。
※人体の構造上と言う点では、手のひらも横から見れば真っ平ではなく第1,2関節と少し曲がって緩やかなカーブを描いています。この第2関節にフラップを当てれば必然と挟めて、力無しで持つことができるのです。
一般的な段ボールの持ち方(運び方)ですと、指の力と手首の力も必要となりますので、この力が、今回の持ち方では必要がなくなるため、軽く持てるということになります。
そして、上半身を反らし段ボールをお腹辺りに当てることで3点で段ボールを支えられ、その分、両手にかかる力が軽減され、また段ボールを持った姿勢が、重心を一直線上になるような効果的な姿勢となるため、必要な力が激減します。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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