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地球儀のふしぎ -アンティークな地球儀を見つめて思うこと-

【善ちゃん家のダイニングに飾るコレクションの1つ、アンティークな「地球儀」】

100年以上前の産業で使われた廃木を使って作られています。



さて、地球儀が最初に作られたのは、いつの時代でしょう?


歴史上で最もポピュラーな地球について探求した学者と言えばガリレオ・ガリレイでしょう。

彼は1564生まれ1642年に逝去されました。

「それでも地球は動いている」と言い、宗教裁判を受け、やがて、その一生に終止符を打ったガリレオ・ガリレイ。

この頃のキリスト教では、「地球が動いている」「地球が丸い」という考え(事実)は異端と扱われていました。



「現存する最古の地球儀」は1492年、ドイツの地理学者マルチン・ベハイムのこの地球儀です。

※是非、ネット検索してご覧ください(ここでは権利上、掲載できません)。


それよりも、この地球儀は100年も前に作られています。

地球が球体であって、まるで天動説や地球の形状を否定するように見受けられます。

ガリレオの地動説を否定する社会背景からすると、何故作られて、それが残されたのか不思議です。


この地球儀は、西の航路を通ってヨーロッパからインドを目指したコロンブスの時代に作られていますので、アメリカ大陸が描かれていないことです。


その後の大航海時、マゼランの大航海(実際にマゼランは航海中に殺されてしまいましたが)といった様々な航海で緻密な地球儀が求められ作られていきます。

これが地球儀の幕開けです。


ざっと歴史をガリレオの頃から遡ってきましたが、地球儀の発祥はもっともっと昔なのです。

最初の地球儀は、なんと紀元前!

紀元前150年ごろ、現在のトルコ(キリキア地方と呼ばれていたようです)で、哲学者クラテスが作ったと言われています。


その後、中世のイスラム世界で作られていたようです。

そして、現存する最古の地球儀へと歴史は移っていったのです。


大航海時代、つまり世界一周をした時代より以前に、地球を丸く考え、地球儀という宇宙からの俯瞰の発想がどこから生まれてきたのか、本当に本当に不思議です。


スッキリとしたオチのない記事ですみませんでした。


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