ずっと昔からの今に至るまで出版されてきた数々の科学実験本を読むと、必ずと言っていいほど登場してくる科学実験の1つの「指マッチ」。
※最近は登場しない実験本の方が多くなってきた気もしますが。
実験の成功は指に火をつけると言うシンプルなモノです。
【やり方】
人差し指をたっぷり水で濡らします
次に指の第一関節辺りまでベンジンを付けます(半分とか書かれていますが第一関節で十分だと思います)
ライターかロウソクの炎で指に引火します
※このとき、指は必ず上向きにすること
※ベンジンではなくエタノールやメタノールでもできますが、エタノールやメタノールは炎の色が薄いです
【指マッチのできる理由】
ベンジン(エタノール、メタノール)の燃焼温度が低い
水は比熱が大きく温まりにくいため、水の膜が炎の熱を直接手に伝えることを防いでくれる
ベンジン(エタノール、メタノール)は酸素と結合し燃焼し気化する熱(気化熱)を手から奪ってくれる
と言うことで実際にベンジンで行ってみた動画をご覧ください。
感想もテロップで入れました。
なぜ、このような実験が数々の書籍で紹介されてきたのか疑問です。
紹介されるがゆえ、仕事上、体験してその感想を率直に伝えなければならない人もいるのです(涙)
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
善ちゃん
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