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「くっついたガムを取る方法」・・・5選

更新日:2020年5月14日

ついガムを踏んだり服に付いたりした際にイラっとしたり悲しい気持ちになります。

が、そこは落ち着いて深呼吸。

ガムを取れる方法を知っていれば冷静に行動できます。



 

1.ウイスキーをかけてとる方法

【やり方】 ウイスキーをガムに塗布すると、アルコールで溶けるためガムが取れやすくなります。


【理由】

ガムベースは油分で取れるものですので、アルコール度数の高い液体(ウイスキーの40~43°以上が望ましい)であれば、硬化してしまったガムでも浸み込み、じっくり時間をかければ(即効性は認められません)、溶け始め、取り除くことができます。

衣服の場合は色落ち等に注意してください。



2.氷で冷やしてとる方法

【やり方】

ガムを氷で十分に冷やして固めることによって靴底や服についていたガムがかなり簡単に落とすことができます。


【理由】

ガムを冷やしてしまうと粘着性をなくす性質があるため、氷で十分にガムを冷やすとベタベタ感がなくなります。

そこで、ガムが固くなって、手でつまめば簡単に取ることが出来ます。



3.除光液をかけてとる方法

【やり方】

ガムのもと、ガムベースは除光液(アセトンを含むもの)を塗ると溶けますので、拭き取れます。


【理由】

除光液(全てではありません)に含まれているアセトンなどはガムベースの溶剤となりますので、しばらつけて置くとガムは溶けます。

溶けましたら布などで拭き取る(洗い流す)ことで、取り除くことができるのです。


ただし、ベンジンなどと言った有機溶剤を使用する際は風通しの良い場所で行ってください。

またゴム底(天然ゴム使用)の場合はゴムも溶けてしまいますし、衣服も色褪せ等の影響を受ける可能性がありますので気を付けてください。



4.砂をふりかけてとる方法

【やり方】

ガムが靴底ついたところに砂をかけて爪楊枝などで少しずつ混ぜては取り除くという動作を繰り返すと取れます。


【理由】

砂が靴底とガムの間に入り込むと、大福もちの粉のように、砂でベトベトしたガムの表面をサラッとすることができるためです。 これと言った薬品も使っていませんので、安全にガムを取れる方法ですが、少しの根気と時間がかかります。



5.レシートをつけてとる方法

【やり方】

レシートをガムに貼り付けると、靴底よりもレシートに対する粘着力の方が強くなり、きれいに取れます。


【理由】

レシートの文字が記載されている面は感熱紙という特殊な紙でできており、表面はつるつるに見えますが、ものすごい細かな孔(あな)だらけの構造をしています。

そこに、ガムを押すことによって、靴底よりも接地面積が大きく上回ることができれば、その粘着する力(「最大摩擦力」が上回るため)、取り外すことができる場合もあります。

完璧ではありませんが、比較的ガムが付いた後に早めに行うと効果はありますし、何といっても簡単です。

もし、完璧に取りたい場合は、レシートをガムに押し付けたまま、しばらく冷蔵庫で冷やしてから、レシートを剥がすとガムが取れます。



【まとめ】

冷却するか、油に溶ける性質を使って行うのが良いと言えます。

そして、今回は身近なもので「ガムが取れる」と言う方法ですので、靴底を溶かしたり衣服を汚したりと傷めダメにしてしまう可能性もゼロではありません。

事故責任のもとに、試したい方は行ってください。


余談ですが、風船ガムのようなものは木工用接着剤を丁寧に塗り、長い時間待てば、綺麗に取り外せます。


 

日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。

こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。


科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。



常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!





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