スラックス(パンツ)をハンガーの吊り下げバーにかけるとスルッと滑り落ちてしまうことが多いです。
特に下のハンガーのバーは滑りやすい厄介者です。
でも、一工夫すると、振ってもゆすっても落ちない裏ワザがあるのです。
【ハンガーからスラックスが落ちなくなるかけ方】
まずは片方の裾をハンガーに通し、出た部分を折り込みます。
続いて、もう片方の足をハンガーに通します。
たったのこれだけです。
これを画像とともにもう少し詳しく解説します。
1.吊り下げバーのあるハンガーを用意します。
2.スラックスの片方の裾をハンガーのバーに10cm以上通して折り込みます。
3.もう片方の裾を同様に通して折り込み完成です。
4.表からと裏から見た感じです。裏から見える裾ができる限りしっかりとスラックスに密着しているようにすると効果が大きくなります。
5.【動画】ゆすったり振ったりして見ても落ちません。
【落ちづらくなった理由】
この掛け方で、両足の裾どうしが触れ合い摩擦が生まれ(触れ合う面積が広ければ広いほど摩擦・静摩擦が大きくなります)、下に自らの重さで引っ張られることにより、ピタッと裾どうしが接し合うので一層摩擦が大きくなり(動き出そうという時に働く「最大摩擦力が大きくなる」ため)落ちることはないという訳です。
→ 端的に言うと、両足の裾どうしの摩擦が下に引っ張られることにより大きくなるため落ちないと言えますから、ベルトなどを取り付けて一層重くすればするほど落ちづらくなると言うことです。
が、この場合、スラックス(パンツ)自体が重さにより伸びてしまったりと傷む可能性はありますので、行わない方が賢明です。
よって、つるつるしたナイロンのズボンなどはこの力が小さく効果が得にくく、万能とは言えず、素材による限定的な裏ワザと言えましょう。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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