今回は「ハトはなぜ平和の象徴なの?」
ここでは
と分けてお話ししています。
◆旧約聖書とハト
旧約聖書で「ノアの箱舟」の記述は有名です。
そこで、ノアの洪水の時、箱舟から放たれたハトがオリーブの若葉を銜(くわ)えて戻ってきたことにより、洪水の終了を知らせたとされ「平和の象徴」として扱われるようになったとされています。
星空にも、ノアの箱舟の記述のとおり、その功績がたたえられたため、オリーブの若葉を銜えたハトの姿の「はと座」が描かれています。
冬の時期が一番の見頃で、オリオン座の南東、大いぬ座の南に位置しています。
ちなみに、「ハトの日」は語呂合わせで8月10日と冬の正反対の真夏ですが。
◆ハトが平和の象徴とされた理由
ただ、元来、その群れをなして行動する性質や、旺盛な繁殖力・生命力を持っているので特別な存在とされていて、それが、そもそもの「平和の象徴」とされた由来のようです。
そして、ハトは穏和な外見とその気質から「鳥類の羊」と呼ばれ、夫婦愛も有名です。
ときに、キスをする姿は仲の良さを見事に夫婦愛の深さを物語っています。
◆ハトが平和の象徴と世界的になったきっかけ
上述のとおり、主にハトを平和の象徴と思っていたのはキリスト教での話でしたが、それが宗教を超えたきっかけがありました。
1949年にパリ(仏)で開かれた「世界平和会議」です。
この会議のポスターために「ハト」を制作したことによります。
世界で飛躍的に「ハトが平和の象徴」と認知されたのです。
描いたのは写実的な絵ですが、あのパブロ・ピカソです。
↓ 下のURLは楽天市場でピカソの「小鳩」が販売されていましたので、どんな絵かご覧になってご参考ください。知らないと思っていても、見た瞬間、「あ~、見たことある!」と思える有名な絵です。
https://item.rakuten.co.jp/artofposter/635806/
◆ハトがなぜハトと名付けられたのか?-名前の由来
そもそもハトという名の由来は、羽ばたく音が「ハタハタ」と聞こえたことによるとも言われています。
ハトは漢字で「鳩」と書きます。
この「九+鳥」は鳴き声が「クルックゥ」と聞こえるからとも言われています。
◆ハトを英語で言うと・・・
一般的なハトはpigeonで、特に真っ白のハトはdoveと言います。
◆ハトの首振り歩行
ハトは首を振って歩行しますが、これは眼球を動かすことができず周囲を安定して見るためと考えられてもいます。
ですから、ベルトコンベアや暗闇では首を振らずに歩行します。
◆ハト(鳩)避けの雑学
平和の象徴とは言え、今ではベランダを汚す等、厄介モノとして扱われているのも事実です。磁石を使ったハト避けも記事としてアップしていますので、ご覧ください。
善ちゃんブログ「鳩避け(ハトよけ)と磁石」の雑学
◆個人的にオススメのハトがタイトルにある曲
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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