2023年は翌年に新しい紙幣に変わることから、現状の紙幣の印刷が極端に減っています。
そのため、新しい紙幣の絶対数が減り、ピン札が少なくなって、入手困難と言う事態すら起きています。
やはり礼儀としてお祝い事には新札(ピン札)は使いたいもの。
そこで、今、使っている紙幣をピン札にする方法があれば、何とかこの事態をしのぐことができます。
ちなみに、「新札」は未使用、「ピン札」は使用済だけどしわが無いものです。
ここでは
とお話ししています。
【出題】
隔月で寄稿している以下の記事をご覧になって考えてみてください。
【答え】
あるものは大根です。
大根おろしで紙幣を濡らして乾かすと、ほぼピン札になります。
【やり方】
1.1つまみ程度の大根おろしをキッチンペーパーに包み千円札をまんべんなく塗っていきます。
【キッチンペーパーに一つまみ程度の大根おろしを包みます】
【千円札に大根おろしの絞り汁をまんべんなく塗布します】
【塗布された千円札】
2.低めの温度設定でアイロンを押し当てる(ヘアアイロンをゆっくり当てていく)と、ほぼピン札になっています。
【ヘアアイロンで慎重にスピーディに乾かします】
【乾かした千円札】
※アイロンを使うので火傷などの怪我をしないように細心の注意を払ってく行ってください。
※長時間、紙幣によってはアイロンを当て過ぎると使えなくなるものもありますので2023年現在の千円札での実験と認識してください。
※こちらでは責任は負いかねますので、くれぐれも自己責任で行ってください。
【解説】
千円札の表面にはデンプンが使われています。
大根のアミラーゼと言う消化酵素がデンプンに作用し柔らかくし、そしてアイロンで乾かすとデンプンが固まりパリッとした状態、つまり新札に近い状態になります。
デンプンはお札の強度を増す役割を担っています。
身近なモノを使って「科学実験ができる」と言うことに気付き、身の回りにあるモノで、いろいろと科学実験を行ってみる、行えるようになることは、新しい思考が生まれ、そして、発見発明する思考となり、日常が一層刺激的で好奇心が旺盛となり、やがて日々を一層豊かに過ごせるようになります。
あわよくば、こうした思考から生まれた発明が、特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
Comentarios