ポットの中を嗅ぐと、稀に嫌な臭いがします。
今回はこの臭いを取り除く簡単な方法の1つです。
裏ワザで使うものは、角砂糖だけです。
保管するときに角砂糖を1つ入れておくと匂いがしなくなり気持ちよく使えるようになります。
【理由】
砂糖は「呈味改良効果」(注1)が優れています。
ポット(ステンレス水筒も同じです)の匂いは金属臭と言ったもので、そこに「少々」の砂糖を入れれば十分な効果が得られます。
そこで砂糖を入れておけば、砂糖は潮解性が大きい物質で、水分を吸収する性質がありますので、その吸収する際に悪臭も取り込んでしまいます。
また、砂糖自体の香味効果も加わり相乗効果も期待できます。
そこで角砂糖を使う理由です。
角砂糖はグラニュー糖を固めたもので、形が立方体と砂糖に比べて表面積が大きく、また、溶けにくく、消臭剤として用いる場合の取扱いが便利と言えます。
ほかの砂糖でも同じ効果は期待できますが、表面積と取扱いという点で角砂糖が優れていると言えましょう。
一応、安全と言われていますが、使用後の角砂糖は使用するかどうかは自己責任で判断ください。
注1・・・食品の好ましくない異味(苦味、渋み、酸味など)、不快臭(生臭さ、青臭さ、刺激臭など)を低減する効果
【やり方動画】
この程度の動画は本当に必要ありませんから、見る価値もありません(笑)
動画のように真ん中に置く必要もありませんが、置いたら、フタを閉めて脱臭効果を高めてください。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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