1923年に世界初のプラネタリウムが製造されました。
具体的には同年10月21日、ドイツ博物館でカールツァイス社制作の近代的な光学式プラネタリウムが関係者向けに試験公開されたのです。
これを記念して2023年から1年間、日本全国のプラネタリウム館を中心に様々なイベントが開催されています。
その1つとして
タカラトミーからプラネタリウム100周年記念「ZEISS プロジェクター&ミニチュアモデル」として「ZEISS MODEL Ⅰ」と「ZEISS MODEL Ⅱ」がカプセルトイして販売されました。
㈱リアルビズ、明石天文科学館、伊丹市立こども文化科学館、大阪市立科学館が協力しているようです。
今回は「ZEISS MODEL Ⅰ」を作ってみました。
「ZEISS MODEL Ⅱ」よりはるかに難易度が高く、パーツの65個もあり、接着剤は必須です。
対象年齢15歳以上と言う設定からも大変さが伝わると思いますし、「ZEISS MODEL Ⅱ」に比べ組立て時間も倍以上要しました。
【世界初のプラネタリウム「ZEISS MODEL Ⅰ」(ツァイス1型)の特徴】
1923年10月21日、ドイツ博物館でカールツァイス社によって世界初のプラネタリウムが製造されました。
同年5角形と6角形の組合せで全32面体となっていて、そこに円錐の突起物が付いています。円錐の頂点にレンズがあり星空を32分割して合計4,500個の星を映し出しました。
筒型の装置は惑星棚と言い惑星の動きを再現しています。
太陽や月の満ち欠けも表現できたそうです。
大きな欠点は緯度がドイツに固定であったことと、南半球の星空は映し出せなかったことです。
それを解消するため改良を重ねて「ZEISS MODEL Ⅱ」が登場したのです。
↓ こんな再現性の高いプラネタリウムの玩具が、こんなに手間をかけて作るものとして入っていたことが驚きと、作り果てる労力は凄まじいことは想像すらできませんでした。
↓ このカプセルに綺麗に収めているのが目的ですので、収めた側も大変でしたでしょうが、作り手側も細かすぎて高い技術も必要になったのでしょう。
↓ プラネタリウムを知っている人でも、解説書(マニュアル)のイラストを見て作ってと書かれていても難易度が高過ぎです(笑)
↓ 2つの角度から完成の画像を並べますので組立ての参考にしてください。
接着剤はグルーガン(ホットボンド)を使用した方が作業効率は上がると思います。
火傷と本体を溶かさないように気を付けてください。
ZEISS(カールツァイス)製の日本で初めて導入されたプラネタリウムが、こうしてカプセルトイとして再現できるなんて感慨深いです。
そして、カプセルトイにハマる人たち、人気の高さも今回で少しだけ理解できるようになりました。
Comments