今回は、「さざれいし」。
「君が代」で歌われる「さざれ石」、言葉では聞いたことがあるけれど、意外と意味も分からず歌っていたり、知っていても実物を見たことのない人も多いようです。
「さざれいし」とは、漢字で書くと「細石」で、そのとおり、もともとは小石、細かい石の意味であったようですが、現在では、長い年月を経て、小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム等で埋められて作られた塊(岩石)のことも言います。
【さざれ石】
(関市立富岡小学校校長室にて展示)
岐阜県が主要産地であって、揖斐川町では天然記念物に指定されている「さざれいし」もあります。
「君が代」では、「さざれいしの巌となりて苔のむすまで」と歌われています。
その意味は「小さな岩が巌(かたまりの意味)となって苔が生えるまで」で、「さざれ石が神の石を指し、神の力が世に未来永劫続きますように」という願いを込められているようです。
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