紙に描かれた絵を自在に消したり出現させることができますか?
少し工夫をすると、そんなことができてしまいます。
以下をご覧ください。
【クイズ】
隔月で寄稿している以下の記事をご覧になって考えてみてください。
【答え】
答えは「紙の入ったチャック付きポリ袋を水の中に入れる」です。
実際に実験してみましょう。
【実験方法】
1.紙の入ったチャック付きポリ袋を水中へ入れて、描かれた絵を上から眺めてみると、絵が消えてしまいます。逆に引き上げれば絵は出現します。
⇩動画
2.応用としてチャック付きポリ袋にもイラストの一部を描きます。
3.同じように水中へ入れると紙に描かれた絵は見え、ポリ袋の絵は消えてしまいます。
ライオンが猫に!
⇩動画
【解説】
下図のように紙の入ったチャック付きポリ袋を空気中で見ると光はそのまま反射しますが、水中の場合は屈折するため、中の紙の絵が見られなくなってしまうのです。
もちろん、どこから見るか、つまり視点の位置も重要です。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、楽しい遊びになったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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