誰もが簡単にできて、不思議と思える科学実験のなかでもマジックっぽいものです。
【用意する物】
油性マーカー
メモ用紙(茶封筒に入る大きさ)※画像では既にメモ用紙に油性マーカーで星型を書いてあります
白い封筒(長3)
茶封筒(長4)
筒(ラップの芯,トイレットペーパーの芯,黒い厚紙を丸めた筒等)
※封筒の大きさは適当ですが、茶封筒より白い封筒の方が大きいのが望ましいです。
【実験のやり方】
白いメモ用紙に黒い油性マーカーでしっかりと何か文字(イラストも可)を書きます。
そのメモ用紙を茶封筒(長4)に入れると、中の文字(イラスト)が透けて見えます。
茶封筒を更に白い封筒(長3)に入れると、中の文字(イラスト)が透けず見ることができません。
ラップの芯(トイレットペーパーの芯、黒い厚紙を筒にしたもの)を封筒にしっかり当て、もう一方は片目にしっかりと当てて、明るい方(照明)に向けて、覗くと文字(イラスト)が見えます。
【見える理由】
「光の反射」がポイントです。
封筒を二重にすると、透ける光より、表面に反射する光の方が強すぎて、中は見えません。
封筒を通り抜けてくる光は、実は、目に届いています。
しかしながら、白い封筒に反射する光がそれより強すぎるので、当然、中は透けて見えないということなのです。
そこで、ラップの芯や黒い(光を遮断する)筒を使って反射する光をさえぎれば、封筒から通り抜けてくる光だけが見えるので、中の文字(イラスト)を透視することができるという訳です。
「封筒を開けずに中の文字を見る」と言う不可能と思えることも、いろいろと考え挑戦すると見える方法が見つけられます。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれる近道と言えましょう!
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