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緑色なのになぜ「青信号」と呼ぶの?

今回は青信号を中心に「信号機」の雑学です。


日本人の誰もが青信号の色は、小さい頃の教育で「緑色」として脳裏に焼き付けている色です。



では、なぜ「緑信号」ではなく、「青信号」と呼んできたのでしょう。


1930年(昭和5年)に信号機が設置されてた当初、実は、緑色信号と呼んでいました。

しかしながら、新聞紙上や人々の間で「青」と多く表現していました。


この背景としては、日本の文化として古くから、緑色でも青と呼んでいた慣習がありました。

例えば、青虫、青葉など。


また、色の三原色、赤、青、黄色(← 正確に色の三原色は、マゼンダ、シアン、イエロー)で、区分し易いからという点です。


そこで、法令により1947年(昭和22年)に「緑」から「青信号」と改正され、正式に「青信号」と呼ばれるようになったのです。




せっかく信号機の話題ですので、以下はついでの雑学です。


一昔前、信号機は、70Wクラスのランプを使用し、大きさは1,200×400mm、30kgが平均の大きさでした。

70Wって意外と暗いですよね。


一般的な高さは平均5.5mです。


現在は、見易い指向性の大きいLEDに変更され、軽量化も図られています。


画像を見てのとおり、信号機の順番は、左から「青→黄色→赤」です。

木陰などで信号機が見辛くても、事故防止を第一に考えているため、赤信号がセンターライン側で「確実に止まる」ように配慮されています。

そして、「止まる」が赤信号なのは、赤は一番波長の長い可視光(大雑把に言うと、一番遠くまで届く目に見える光)だからです。

事故防止は、交差点で進めるより止めることを優先にされていることが分かりますね。


それにしても、夕陽等で信号自体が点灯しているか否か判別できない信号機から、LEDに代わり、そのもんだが解消されてきました。

LEDの信号機に代わり、信号機の品質向上加えて省エネ(eco)に移り変わって、今となっては昔ながらの信号機を見つけるとノスタルジーを感じますね。


未だに、変わった信号機もあります。




変わっているでしょう?

何のメリットがあるのか不思議でなりません。



ところで、赤緑色覚異常と言い、赤い色と緑色を正常色覚できない人もいるので、昔の信号機はさぞ不便だったことでしょう。

今のLED灯も緑っぽい色ですが、やや青みがかり、そういった人にも多少、ほんの少しだけ見易くなったと言われています。


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