今回は「ゴム風船」の雑学です。
様々なイベント会場等で、ヘリウム入りのゴム風船をお子さん対象に配っていますね。
でも、手から離したら最後。
ゴム風船は、あっという間に、上空高く舞い上がり、やがて、その姿すら見えなくなります。
目線を地に戻すと、手放してしまったお子さんが泣いている様子も見かけ切ない気持ちになりますね。
では、そのゴム風船は一体どこへ行ってしまうのでしょう?
ゴム風船のほとんどは、上空約8kmまで上昇していきます。
ゴム風船は、障害物がない限り、空の高いところで凍結し(伸縮しなくなり)、麺状になって粉々に分裂し、拡散しながら地上に落ちてくるのが一般なのです。
現在市販されている殆どのゴム風船はラテックス製と書かれています。
これは、天然ゴム(ゴムの木の樹皮に付けられた切り口からにじみ出てくる樹液をカップに集めたラテックス)ですので、日光や水などで分解され、暗闇の中でも微生物によって分解され、最終的には土にかえります。
ゴム風船だけに限って言えば、決して環境に悪いものではありませんから、イベント等の華やかな演出として使用されても問題はないと言えましょう。
ただし、直ぐに土に戻る訳ではなく、年月もかかりますので、その間に鳥や動物がゴム風船を食べて死んでしまうこともありますから、「環境に優しい」と100%断言はできません。
風船の実験はとっても楽しいですし、驚きがたくさん潜んでいます。
楽しくビックリする「風船」の実験をご覧になったり体験したいと思いましたら、お気軽にお問い合わせください。