氷も透明な方が綺麗で喜ばれます。
それに透明度が高ければ、溶けにくい氷とも言えるのです。
溶けにくい氷であれば、飲み物が薄まることもないのです。
そして、それが簡単に作れるのです。
【透明度の高い氷の作り方】
必ず水道水を使いましょう(殺菌効果が得られるためです)。(注1)
少々時間がかかっても、できるだけ静かに製氷皿に水を入れます。
次に、割箸を用意します。
冷凍庫に製氷皿を置くとき、下に割り箸を2本縦に並べます。
上から左右から、そして、割り箸を置いたことでできる下方の隙間からも冷やすことができるのです。
つまり、製氷皿が直接冷凍庫内に触れないようにすることで、氷が固まるまでに時間がかかりますが、均一に冷却され、その間に水に含まれていた気泡が抜け、透明性の高い氷ができあがります。
注1
天然水、ミネラルウォーター、湯冷まし、ろ過水などを使うと雑菌が繁殖し氷にカビが生えたり、冷蔵庫についている製氷機自体にも雑菌が繁殖したりカビが生えたりしてしまいますので、使うことはオススメしません。
塩素が入っている水道水の方が衛生的で安全です。
【ブログ公開以降の追加】
知人からこのブログ記事を見て、作った氷の画像を送ってくれました。
丁寧に割箸の有無で比較できるよう、それぞれで作ってくれ、違いが明らかなことを証明してくれました。
以下の2枚の画像とも右側が割箸を使用、左側が割箸なしです。
日常にちょっとした工夫をすると劇的に効果が上がったり、便利になったりします。
こうした発想が発明を生み、そして、それが特許と言った知的財産へと繋がり、商品化されることもあるのです。
科学も学ぶだけではなく、日常を便利にする知識として活用して、初めて先人たちが築き上げてきた科学の恩恵を受けられ、科学という学問の意義が発揮されるのです。
常日ごろ、「ふ」(不、負)を無くすという「気付きの発想」を持っていると、凄い発明家や科学者になれるの近道と言えましょう!
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