画像を見てください。
クイズです!
チューリップの花びらは何枚あるでしょうか? 果たして単純に数えるだけで良いのでしょうか?
正解は3枚です。
「え!6枚じゃないの?」と思った人も多いでしょう。
確かに画像には6枚ありますよね。
ここでは
と分けてお話ししています。
【雑学1】
チューリップは花びらが6枚ではなく、花びらが3枚、そしてガクが3枚で1つの花として構成されています。
※ガク(「萼」と書きます)とは多くの植物の場合、花びら(「花弁」と書きます)の付け根(最外側)にある緑色の小さい葉のようなものを言います。
チューリップは、つぼみ(蕾)全体が緑色から花色に変化していきます。
ガクが花を保護する役割を終えると、花びらのように色づき、花びらと同様に「花びらとして」の役目を果たしています。
【雑学2】
チューリップの花びらは開閉します。
この開閉することすら知らない人も多いようですが。
そのチューリップの花びらが開閉する理由は天気が悪いとつぼみ、日光が当たると開くというお話は全くのウソ!
実は、気温の上下によりつぼんだり開いたりするのが真実です。
花びらの内側の方が外側より高い温度で伸びる性質があるため、内側の温度が上がると、花びらの外側の伸びる率より内側の伸びる率が大きくなるため、開くのです。
バイメタルと言ったものと非常に性質は似ています。
ですので、一般に日が当たり温度が上昇する6~8時ごろに開き、夕方4~5時ごろに閉じるのです。
【雑学3】
チューリップの花の色はたくさんありますが、それは人工的に作られています。
では、どうやって行うのでしょうか?
チューリップはご存じのとおり、球根があれば育ち、毎年、花を咲かせますが、一般的な花と同じように種ができます。
この種が新しく交配されたものであれば、新しい色のチューリップができるという訳です。
チューリップが咲き始めのころに雄しべを切り取り保管します。
もう1つの母親にするチューリップは開花直前に雄しべを取り除き、保管しておいた雄しべを母親にする雌しべに筆で雄しべを軽く撫でて交配させます。
咲き終え、莢(さや)となったチューリップの中には種がありますので、この種を発芽すると新種ができるという訳です。
家庭でも、望むような色を求めなければ、簡単に新しい色(もしかしたら既存の色になるかもしれません)のチューリップをオリジナルで作れるのです。
【いろいろなチューリップ】
チューリップによっては花びらの数が3枚とは思えないものもあります。
結構たくさん画像を載せてみましたが、いろいろな種類がありますよね。
どれが好みでしょうか?
お聞かせください(^_-)-☆
Comments