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手洗いと清掃・・・感染から自身を守るために

感染から自身を守るには、「手洗い」だけではダメ! しっかり殺菌も含めて清掃しましょう!


 

「石けんで手を洗う」雑学


石けんで手を洗う行為は、言うまでもなく、インフルエンザ等のウィルスや食中毒発生源の菌を除去してくれます。


「手は病原体の運び役」です。

手洗いこそが感染する病気から自身を守る最も手軽で有効な方法なのです。


 

【石けんで手を洗うと期待できる2つの効果】

  • 石けんの界面活性剤がウィルスを不活化する(大雑把な表現をすれば「菌を殺す」)効果があること

  • アルカリ性が菌の繁殖を無くすこと(石けんはpH9.0~10.0程度が一般のようです)

※pHはこの記事の一番、下で解説しています。


 

さて、菌やウィルスは育成し易い領域があって、酸性アルカリ性の中でも数値がそれぞれ異なります。

が、概ね酸性は2.0以下(とても強い酸性です)、アルカリ性の方では11(とても強いアルカリ性です)では育成されないのです。


【育成pH域】※数値は目安です

  • カビ・・・酸性生育限界値は約2.0、アルカリ生育限界値は8.5、最適は5.06.5

  • 一般細菌・・・酸性生育限界値は5.0~5.5、アルカリ生育限界値は8~9、最適は67

  • 大腸菌・・・酸性生育限界値は4.5、アルカリ生育限界値は9、最適は7.07.5

  • ブドウ球菌・・・酸性生育限界値は4.5、アルカリ生育限界値は9、最適は6.5~8.0

  • 乳酸桿菌・・・酸性生育限界値は4.0、アルカリ生育限界値は8、最適は67

  • インフルエンザ・・・酸性生育限界値は5.0、アルカリ生育限界値は10、最適は6.5~7.5

  • 口蹄疫・・・酸性生育限界値は6.0、アルカリ生育限界値は11、最適は6.5~8.0



 

【界面活性剤とは】 下のイラストのように界面活性剤を簡単に描くと、マッチ棒のような分子の形をしています。

マッチ棒の先の方が親水基と言い、水に馴染みやすく、反対側は親油基と言い、油に馴染み易いという特徴があります。

よって、油とくっつき囲い込む働きがあり、そうすることで洗濯や手洗いで汚れを落とすことができる訳です。

ちなみに石けんや洗剤を多量に使うと、ミセルと言う水中で自己集合してしまう、つまり「無駄」「無意味」なものになってしまうのです。

なぜならば、界面とは液体と液体、液体と固体といった2つの物が接する境界のことを言い、界面活性剤はそこでしか機能しない物質と言えるからです。

下のイラストのように、水と油の中に界面活性剤を投入すると境界線にマッチ棒のような分子が綺麗に並び、油を囲い込み水中へと移動していきます。



2020年1月ごろから「新型コロナウィルス」が世界的に感染拡大されていますが、RNAの新型コロナが界面活性剤により不活化することも判明されています。

石けんを使って手洗いをする大切さを思い知った出来事です。


 

【石けんで手を洗う欠点】

いくら石けんで綺麗に手を洗おうと、ドアノブや扉、床、パソコンのキーボード、スマートホンやタブレット、リモコン等々、触るものが全て不衛生だとしましたら、常々、手を洗わなければなりません。

ハンバーガーを手で持ちながらリモコンやスマートホンを操作していると、それだけで、手を洗った意味が激減していしまいます。

もはや日常生活では石けんで手を洗うだけでは限界があると言えましょう。



 

ならば、どうすれば良いのでしょうか?

その対策は、石けんで手を洗う以外に、住環境や扱う小物等の除菌や消毒も兼ねた清掃が必要です。

以下は、その対策の1つの紹介です。


 

オススメのクリーナーです! と、以下のクリーナーを紹介する理由は、強アルカリ性、ましてや「pH13でありながらも素手で触れる」と信じ難い紹介の記事を見つけ、「じゃあ、買ってみて素手で触れられるかどうか実験してみよう」とネットで購入して試し、ついでに清掃もした結果からです。

株式会社WingM

【超強力油分洗浄液「インパクトクリーナー」】

で清掃しましょう!


この洗浄液は清掃用として非常に優れモノです。


  • 成分:水、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、メタ珪酸ソーダ、イソプロピルアルコール・・・非イオン界面活性剤はウィルスを不活化することは既述

  • 液性:強アルカリ性(pH13±0.5)・・・pH値と菌やウィルスの不活化は既述

※液状のものは水で10倍に希釈してpH11.5~12.5にして使うのもおススメでお得だそうです(販売元の記事より)


下の画像のとおり、家庭用、お試し用として泡状のスプレー缶を購入しました。



酸性である油分を落とすにはアルカリ性が優れています。

しつこい油脂分やほこり、ゴミなどを除去する脱脂処理の能力が抜群です。

強いアルカリ性ですと、一般的に素手で触れると手がガサガサになったりと非常に危険ですが、このクリーナーは素手で触れても大丈夫な製品でした。




アルカリ性でもカビの死滅させたり、ウィルスを不活化するにはpH値が大切な要素です。

このクリーナーのpH値で素手で扱えるのは非常に魅力的です。

人体に無害の強アルカリ性ならば、水回りからドアノブ、リモコン、スマートホンやタブレットなどを、クリーナーですから「汚れを落として綺麗にしつつ清潔にできる」「消毒できる」「除菌効果が得られる」と一石三鳥、3つの効果が期待できます。

住環境において、掃除機や雑巾を使った清掃も必要ですが、最後に「消毒」で仕上げる一手間を設けてほしいと思いますし、その一手間が自信を守る大切な行為と言えましょう。



 

石けんで手を洗い、このクリーナーで住環境を掃除することにより、様々な菌やウィルスの感染から自身を守ることが初めてできると言えましょう。


個人宅はもちろんですが、クリーナーは業務用もあるようですので、幼稚園・保育園・子ども園、学校や学童クラブや老人ホームと言った集団で活動されている場所で大いに活用してほしいと思います。

その清掃ができたうえで、手洗いやマスク着用を徹底する方がベターだからです。




 

【pHとは】

ペーハーもしくはピーエッチと読み、現在はピーエッチと日本では呼ぶようで、ペーハーは古い読み方となっています。

pHは英語のpotential of hydrogenの略で水素イオン指数を表します。

というのと難しいのですが、簡単に言えば酸性・アルカリ性の数値です。

数値は0~14までで、7が中性、それ以下が酸性、それ以上がアルカリ性です。

値が1違うと10倍違いますので、2違うと100倍も異なるのです。

水は中性でpH7を示しますが、一般的な雨は大気中の二酸化炭素を取り込んで落下してきますので、pHは5.6を示し、中性に比べ、150倍以上も酸性と言えます。





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